未来の福祉と意味報酬

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こんにちはジム・チョです

読書はやっぱりいいです。何がいいって、考えていたことがあっても表現できなかったようなことが、分かりやすく説明されていてスッキリするような事が多いです。

 

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介護業界は世間から見ても平均賃金が低いと話題は尽きていないです。

これまでも、処遇改善に努めてある一定の水準にまでは以前よりも上がったと思います。

それでも人材不足はますます深刻な状況、介護業界に限らずに真剣にに考えなければならないと感じます。

 

一般的に介護業界は低賃金な状況ではある事実ですが、はたしてこのまま賃上げを続けて事業運営は維持できるのだろうか。

 

来年秋より新しく介護職員処遇改善が導入され、国は審議会にて議論がなされており、経験が豊富な介護士に重点を置きつつも、他の職種に対しても事業所に柔軟に対応する仕組みを構築する動きがあります。期待したいところです。

 

話を戻すと、賃上げ対策を否定するものではないが、介護報酬の上限を考えると、いずれは太刀打ちができなくなることは明白です。

 

すなわち、賃上げ対策だけではダメであり、介護士等、福祉で働く新たなビジネススタイル「新組織」を示す必要性を感じています。

 

今は具体的なものを提示できないが、労働意欲を高める手段が、賃上げと合わせつつ、働く価値観について意味を持たすことにも力を入れておく必要があるものと考えます。

 

ある人は、仕事は高い給料が欲しいから働いていると訴えます。

高い給料とはどの程度なのかは分からない。もらえればもらえるほどいいのでしょう。

私もそう思います。

 

考えてみてください。今の給料と仕事質は明確に説明することが出来るでしょうか。

                              給料=仕事の質

それ以上の給料を求めるための努力目標は定まっていますか。

 

私見ではありますが、福祉で働く人の中で自らの付加価値について考えている人は少ないと思います。

この点では、介護士は誰でも出来ると社会的に言われている理由でもあると思うのです。

実際は、高齢者は一人ひとり同じ方はおりません。当然ケアの内容も同じになることも当然とは言えないわけです。

しかし、人材不足により、介護士一人にかかる負担は計り知れないほど、日々増えています。

 

あらためて考えてみるべきは、介護報酬として得られる中から、働く人に対して公平に評価されて対価が支払われる仕組みを作りつつも、対価だけでは維持できないほどの業務量をどのようにして補うか。

 

ここに、これから新しいビジネススタイル「新組織」を作る必要性を感じています。

 

先程の高い給料を求める方は続けてこう述べています。

はじめは高い給料を求めて働き、人並みの給料をもらうことが出来たが、自分が働く意味や、やりがいなどが分からなくなっていて、モチベーションを上げることが出来ない。

 

人並みの生活を確保したいと思うのは当たり前ですが、さらに高い給料を求めるためとして、自身のメンタルケアを同時に意識しなければ、そもそも働き続けることが出来なくなるかもしれない。

 

ある一定までは、給料だけをモチベーションとしつつも、ある一定からは新たなモチベーションが維持出来る思考を意識した方がいいのでしょう。

 

今の旧態組織にはできないアプローチで、働く人が楽しく働ける環境を作ることが賃上げ以外に必要と思っています。

 

その一つが、"意味報酬"だと考えています。

 

 

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